「人生100年時代」
最近よく目にしたり、耳に入ってくる言葉だと思いますが、真剣に考えてみた事がありますか?
まあ、当然人によって受け取り方は様々で、「そんなわけねーじゃん」、「どうせ70代、80代で死ぬし(または死にたい)」とか、「はいはい、だから?」って感じの人もいれば、「そっか、そーなるのか、ちゃんと準備しとかなきゃな」、さらには、「健康でいれるならもっと生きたいな」って思ってる人もいますよね。どちらも全然ありだと思います。
また、20代、30代の方々でここまで考えてるのは少数派ですよね。
ただ、この「人生100年時代」は、確実に到来します。
そこで、今回はすでに半世紀を生きて来た小生の、あくまで個人的な、だけど同世代みんなで考えて行きたいテーマについて話したいと思います。
悩みや心配事を極力減らして生きて行く
人生の悩みや心配事といえば、お金・健康・人間関係ですよね。
今回は、その中でも一番比重が大きい(あくまで小生の感覚です)「お金(=仕事かもしれません)」について考えたいと思います。
高度経済成長期に育った我々世代
我々が子供の頃から、「学校を出たら就職して、車を買って、結婚して家庭を築き、家を建てて(35年ローン)、定年まで働いたら、退職金と年金で悠々自適な老後を暮らして穏やかに死んでいく」というのが常識、またはいい人生なんだと考えられて(教えられて?)来ましたよね。
この通りの人生を送れたら、確かに幸せかもしれません。
でも、実際はどうですか?
半世紀生きてきた同世代の方々に聞きたいのですが、この通りに行ってます?今幸せですかっ?この先も安心ですかっ⁉︎
え〜、ちょっと取り乱しました。スミマセン。
ここで小生がお伝えしたいのは、今まではそれでも良かったんです、今までは。という事です。
ここからは、若い世代の方々にも聞いていただきたい内容になります。
企業の現状
さて問題です。
企業の平均寿命って何年だと思います?
最新のデータによると、23.8年だそうです。
これってどういう事か、もうお分かりですね。
そうなんです。新卒で就職して23、4年後には会社は無いんです。
その時あなたは何歳ですか?
そう、45歳!
働き盛りで、子供の教育費・住宅ローン等、お金が必要な時に今まで稼がせてくれていた会社が無いんです!
もちろん平均値ですので、これより長寿な会社もあれば短命な会社もあります。
転職は必然
昨今、終身雇用の崩壊というワードをよく耳にしますよね。
これは、会社が存続している前提の話で、倒産してしまったらそもそも意味が無くなります。
つまり、誰しもが一生のうちに「転職」というイベントを経験するという時代なのです。
一昔前の、「一企業で定年まで勤め上げるのが善」、「転職は悪」という時代では無いのですね。
転職という経験値
最近よく、40代、50代の転職組が苦労しているという記事を目にします。
なんか、「今まで積み上げて来たものが全く役に立たない」とか「管理職まで上り詰めたからプライドが」とか「今さら年下の上司(先輩)に指図されたくない」等々。
お恥ずかしながら、転職を繰り返してきた小生からすると、「は?、何言うてんねん!」と言うところなんですが、当のご本人たちの気持ちもわからんでも無いわけです。
ただ、一つ言いたいのは、「また学べるやん!新しい環境を楽しみましょう!」と言う事ですね。
若い世代の方々に一言
「転職という経験値、どれだけ貯めても損は無いよ」
勉強しない日本人
長くなって来たので結論へ向かいます。
日本人(社会人)の勉強時間(読書等含む)は、アジアの主要14カ国中ぶっちぎりの最下位で、1日平均6分だそうです。
全く勉強していない人の割合が46.3%で、2位ニュージーランドの22.1%を大きく引き離しています。
もはや、「世界一国民が学ばない国」と揶揄されています。
ちなみに、1位ベトナム2.0%、2位インドネシア2.3%、3位タイ5.7%、4位中国、5位マレーシア・・・と続くわけですが、全て1桁%。
つまり国民の9割以上が、何かしらの勉強を日常的に行なっているという事実です。
誰も経験した事がない(先輩がいない)未来
ここから言える事は、「勉強しないと生きて行けない国」と「勉強しなくても生きて来れた国」がある。という事で、この先の未来、どちらの国に軍配が上がるのか?
国の話をしてしまったのでちょっと視座が広くなりましたが、戻します。
「勉強しないと生きて行けない国の人」と「勉強しなくても生きて来れた国の人」ではどうですか?
答えは明白ですよね。
興味を持つジャンルは何でもいいんです。
人生100年時代を生き抜いていくには、やはり「学ぶ」という事が必須だと思います。
今後、2050年には約40%(5人に2人)が65歳以上となる超高齢化社会が訪れます。
これは本当に世界の誰も経験した事が無い未来です。
その時に実際に高齢者になっている我々世代が、若い現役世代を頼るのではなく、力を合わせて生き抜いていくために「学び」を忘れないで行き(生き)ましょう!
という話でした。
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